理学と工学を横断する分野を扱う学問領域です。たとえば量子ビーム科学は、中性子などを生み出す物理学とレーザーを発生させるための工学が融合した分野です。
量子ビーム科学、計算科学、ナノ・マイクロ科学など。
この分野の研究者は、総合と名が付くだけに、他分野と比べて特に目立つ特徴があるわけではなく、強いていうなら理学系と工学系の中間の傾向がみられます。複合系領域がいわゆる理科系と文科系のミックスなら、こちらは理学と工学の融合というわけです。いうまでもなく理学・工学の研究者と相性がよく、複合領域タイプと同じ傾向がありました。